窓を開け放つ暮らし・中庭のある平屋
坪庭と中庭を囲む気持ちのいい家
名古屋市近郊の稲沢市は、住宅が密集しているが田畑が点在し、長閑かな環境の子育てにいい所。
周りを2階建住宅で囲まれたこの場所にプライバシーを確保しつつ、明るく開放的な空間を平屋で実現。坪庭と中庭を囲むように部屋を設けたことで何処にいても緑を感じられます。
越前の家|国土交通大臣賞受賞作品
そこに流れた歴史の豊かさ、時を刻む空間の豊かさを楽しむ
建物はこの土地に建って築60年経っていますが、骨組の木材としては少なくとも100年は経っています。木材の耐久性・強度は伐採後から徐々に200年かけて強度を増し、その後、1000年以上かけてゆっくりと伐採直後の新材と同じ程度の強度に戻るようです。
日本の住宅が平均27年で解体されている現実。1200年以上耐久性あるものを27年程度で解体していいのでしょうか?大工・職人できっちりと建てられた住まいはそこに流れた歴史の深さや、その時間を刻む空間の豊かさを感じながら住みつなぐことができます。
大まどの家
追求した家事導線が支えるゆったりとした豊かな空間
庭の広がりを家の中に取り込む大まどにより解放的につながるダイナミックなリビング、ダイニング。
奥様こだわりの黒の大理石天板のキッチン。そんなリビングの美しさを保つためにバックヤードに作られた家族のクローゼットを含むすべての収納と集約された家事導線。それにプラスして内装材は天然素材をふんだんに使い豊かな空間を作り出しました。
コヤナカハウス
山の自然を背景に素朴な質感を大切にした住まい
素朴な架構でできた切妻の「小屋」の中に、「ハウス」である居室や水回りの屋内空間と、土間・縁側の機能を融合した半屋外空間の「ドマ」が寄り添うように存在しています。
「ドマ」も小屋の一部として屋根と壁で囲われますが、ガラスの無い広い開口を切り取り、風通しがよく光も差し込む場所となっています。