「家」と「庭」
造園家 佐橋克伯の想い
家庭という言葉は、「家」と「庭」から成り立っている。庭というのはそれだけ日本人にとって特別なものなのだろう。私たちは、森や川、海、自然の恵みを受けて暮らしている。雑草も木も虫や鳥も、すべてに役割があり、生態系のバランスを保っている。もちろん人もその中の一部だ。だからこそ、どんなに小さくてもいい、庭が必要なんだと思う。庭があって緑があって、初めて家となる。だから「家庭」なんだと。
「家」と「庭」造園家 佐橋克伯の想い・・・P22~25
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庭の壁際に並んだ「滝から川が流れていくイメージ」を表現したという大きな自然石のモニュメントが印象的なH邸「巣づくりの家」
設計:道家秀男/庭:佐橋克伯
岐阜の森から生まれる 杉・桧のフローリング
不可能を可能としたハイブリッド除湿乾燥機誕生秘話
ここに美しい艶と風合いをもったフローリング材がある。これまでに絶対に不可能とされてきた、床暖房用に開発された杉とヒノキといる天然木から作られた床材だ。なぜ不可能かというと、その含水率を5%までに下げることが極めて難しいからである。しかし、(有)グリーンウッド社長石井秀和氏と、(株)ユニテックス・ジャパン社長の廣﨑允彦氏によってようやく床暖房用のフローリング材に日本の杉・ヒノキをお勧めすることができるようになったのである。
「岐阜の森から生まれる杉・桧のフローリング」・・・P30~33
写真 右
独自の人工乾燥システム(DRY-X)は、従来の天然乾燥では実現が困難であった、樹種ごとに最適な水分含有率を達成することができます。