今回は、施工例をご紹介するのではなく、今後、標準となっていくZEHやスマートウェルネス住宅に必要な設備にスポットを当て、みてみてオープンハウスが推奨するメーカーさんへのインタビューを中心に、なぜこのメーカー、この商品をおすすめするのかをご理解いただければと思います。
ZEH(ゼッチ)とは
【Net Zero Energy House】
年間で消費する住宅のエネルギー量が正味で概ねゼロ以下の住宅のこと。
ZEHは、快適な室内環境を保ちながら、住宅の高断熱化と高効率設備によりできる限りの省エネルギーに努め、太陽光発電等によりエネルギーを創ることで、1年間で消費する住宅のエネルギー量が正味(ネット)で概ねゼロ以下となる住宅のことです。
我が国の「エネルギー基本計画(2014年4月閣議決定)」において、ZEHの実現・普及目標が設定されており、2020年までに、標準的な新築住宅でZEHを実現、2030年までに、新築住宅の平均でZEHを実現となっています。
さらにZEHを超えたスマートウェルネス住宅とは?
スマートウェルネス住宅とは、エネルギー効率の良い住宅(=スマート住宅)と安心で安全、健康に暮らせる住宅(=ウェルネス住宅)の2つの性能を持ち合わせた「人と環境にやさしい家」のこと。
超高齢社会を迎える日本ですが、単に長生きをするだけでなく、いかに「健康寿命」を伸ばすかに注目されています。家族みんなが健康に暮らすため、病気にならない環境づくりのためにも、「家」が重要な役割を果たすことがわかってきました。
ZEHにより断熱性能を高め、ふく射式冷暖房機器を利用することで、家全体を快適な温度帯に保つことは、さまざまな健康上の問題を解決することになります。また、床には無垢材のフローリング、壁には珪藻土や漆喰などの調湿作用のある自然素材を利用することも大切です。
地球温暖化対策と、エネルギー問題解決に向けて、今後は「ZEHがあたりまえ」になっていきます。そのうえで、より健康に暮らせる家を目指すのがスマートウェルネス住宅です。
ZEHはもう「当たり前に」。ZEH基準の家にプラスαすることでより健康的に快適に暮らせる家を目指すのがスマートウェルネス住宅です。「住まいの満足度」が高い住環境では、「ストレス・疲労感・慢性疼痛」が減少するといわれます。住宅でのエネルギー消費を極力抑え、災害時でもエネルギー的に自立、そのうえで、さらに快適で健康に暮らせる家づくりを目指していきましょう。